ビジネスモデルのお話

某業界に属する我が社。

取り扱う商材はハード含めたシステムソリューション。

 

ぶっちゃけてしまえば、2000年代前後の日系SIerの古いビジネスモデルそのまま。

システム導入が一巡し、ハード老朽化を理由としたシステムリプレースビジネスが主な収入源。

新規導入であれば、ノウハウやユーザーとの調整能力などが問われます。

しかし更新案件であれば、大した作業もなく正直なところボロいことこの上なしといった印象。

 

現在のシステム界隈はハードのクラウド化が進み、某赤いメガバンクですらそちらに舵を切り、ハードの更新という概念自体が消滅しつつあります。

海外の大手システム関連会社はパッケージ売りを諦め、クラウドサービスなどの従量課金へと移行しました。

しかし日系SIerクラウドサービスでは完全敗北、ハード需要の減少をモロに受けて、炎上案件での中抜き人月ビジネスが頼みの綱といった惨状に見えてしまいます。

 

旧態依然のうちの業界も、いずれはその流れに飲み込まれるのは必定で、新しいビジネスを生み出せないまでも、単純に従量課金の方向に変えていくなど考えないと、収入源が尽きてしまうわけで。

…なのですが、誰も考えていないだろうなぁ…。

 

まぁ個人的には今取りかかっている製品開発の仕事をやりきれたら満足です。

仮に会社が立ち行かなくなっても、システム開発の職場は現職だけではないので、個人的には問題ないですが、会社ドップリな人はどうするのかなぁ。。